ネギまサイトの動向に見るブログの功罪とテキストサイトの未来
私は常々疑問に思っていることがある。
何故ネギま!系のサイトは、ニュース系が栄え、テキスト系が廃れていくのだろうと。
そうなんですね。ネギまサイト界を見渡すと、ニュース系が目立つようになってきています。
第6〜7世代以降でも、すぐに1日300とか400PVいってしまうところはざらにあります。それは他のところで取り上げられたりして波及していくわけですね。一種の口コミみたいなものか。
ネギのスでも今やサイトよりもブログの更新ログが大半を占めているように思います。のどか15歳さん*2で言われているように、テキストサイトが元気ないんですね。特にSS。
4/2をもってネギベルさんが閉鎖となってしまいます。当館もそうですが、SSサイトの更新が著しく鈍ってしまいました。SSの更新がネギのスでとりあげられることは、もはや稀になっている状態です。*3
たまにコミュニティサイトさんで展示の報告をするほかは、ほとんどが沈黙状態。コンスタントに更新しているのはひなたさくらさんくらいでしょうか。
18禁に至っては、プロフェッサーさんが更新停止に陥ってしまいました。
話を元に戻しましょう。ニュース系サイトやブログは早さと情報量がウリでから、1日に複数回更新というのはざらにあります。いつ飛び込んでくるか分からない情報に、目を光らせているわけです。
だからそれを楽にするために、ブログが一役買っているわけです。しかもRSSなんてのがありますから、管理人からしてみれば情報収集も楽だし、閲覧者からしてみれば巡回も楽。
しかも外部からの情報だから、中味を作るのも楽なんです。となるとあとは速さですね。だから楽ができてしかも伝達速度が速いブログが注目されるようになった。
では、なぜ良い物がたくさんあるはずのテキストが廃れていくのか。
感想にしろ考察にしろ、またはSSにしろ、書くときには原作読んだりアニメ見たりして、ネタを考えると思います。ニュース系とのタイムラグっていうのももちろんあると思いますが、それ以上に、深入りしないとできない部分があるため、客層がそれだけ限定されるのではないかと思います。*4
特にSSは、作品のジャンルや傾向によって好き嫌いが分かれますから…
そもそもニュース系とテキスト系では目的が違うから、ブログにするかサイトにするかの運営方法も違ってくる。だから、ブログの普及が『ニュース系が栄え、テキスト系が廃れていく』ということの背景のひとつになっているのではないでしょうか。
ニュースは多くの情報を早く知らせることでもってその目的を果たしますから、速さと量が命のそれを補うのにブログが役に立っています。しかし、考察っていうのは意見なり主張なりであったりするわけで。またSSは作品ですから、見て楽しむのが目的です。だからブログで記事を流しちゃ意味がない。
このあたりは宮原さんが記事にされているので、そちらを見るといいかもしれません。
要するに、ニュースは広く浅く、テキストは狭く深く。しかもその特性上、ブログという運営スタイルがニュースに得手、テキストには(不得手とまでは言わないが)必ずしもそうとは限らないため、情報伝達に差が出てしまう。
だから、テキストサイトは良い物があるにもかかわらず比較的パッとしない。私はそう考えています。
さて、話は変わりますが、のどか15歳さんではさらにこう言われています。
確実に続けるためには、ニュースサイトの方が有利であると私は思う。
ニュースの更新と考察のテキストでは、作業量が違いすぎるからな。
しかし私は、これに異議を唱えます。
ニュース系のサイトはその特性上、中味を作ること自体が楽な上にブログの普及によって情報伝達速度が速まり、アクセスも増える。それ故に有利なように見えてしまうだけだと私は考えます。
しかし作業量ではどうかというと、ニュースは情報量がカギですから、いかに作業は楽でも物量は多くなって手間もかかります(外部の情報監視もあるし…)。だからニュースってのは思いのほか大変なのではないでしょうか。
それが証拠に、由喜さんはリアル多忙でサイトを閉じてしまいました。
ニュースは情報が古くなると役に立ちません。つまりコンテンツ自体が使い捨てですから、常に更新し続けなければなりません。更新できなくなると、あとに残るのは役に立たない情報だけなのです。
ですから、長い目で見てみましょう。ネギま!が終了したら、必然的に情報は減ります。だから一番最初に淘汰されるのはニュース系だと思います。
次が多くのファンによって成り立っているコミュニティ。その次が原作を元ネタとしている考察・感想などのテキスト*5。
サーチエンジンは…微妙ですね。ネギまサイト界全体を見渡さないと、なんとも言えない部分があると思います。
すると最後に残るのは、イラスト・SS・同人などの2次創作ですね*6。原作が終わろうとなんだろうと、妄想でいくらでもネタはできますから*7。
アンギットゥの雪国さんが良い例です。ラブひな時代から続いているのには脱帽ですな。
とまあこんな感じですが、要するにテキストサイトにはまだ未来はありますから(特にSS)、まだ衰退するのは早いですよと。>テキストサイトさん、ひいてはネギまサイト管理人の皆さん
私モナー(苦笑
だから…渡会さん、小桜さん、カムバァァ〜〜〜ック!(ちょ