アニメ24話で木乃香と刹那が乗っていた電車の車体長について

アニメ24話の埼京線


ごめん、昨日の日記の転用orz
 
とまあ、昨日のアニメ24話感想に書いたとおりなんですが、だいぶ私の趣味に偏った書き方なので、書き直すことにしました。
 
24話でこのかと刹那が乗っていたのは埼京線6扉車のサハ204です。
真ん中にポールが立っているので間違いありません。


 
 
しかしこれを見てみると、実物が3人掛けなのに対し、このかと刹那の座っているシートはどう見ても5人掛けなのです。

ちなみにサハ204は▼にあるとおり、席は1パターンしかありません。(提供:ねぎR

 
 
 
前置きが長くなってしまいましたが、要するに「アニメネギま!の話中のサハ204は、実物よりも車体長が長い」という仮説の下に、それを証明しようというわけです。
 
 
たとえば普通の4扉車だと、ドアとドアの間が7人掛け×3と車両の両端が4人掛け×2なので、車両の端から端までは29席あることになります。
一方6扉車は3人掛けシートが5つなので、15席ということになります。また6扉車の両端は、それぞれ1人分のスペースがあります。
ちなみに車両の長さは20mです。
 
ここでxを1席の幅、yをドアの幅とすると、

  • 29x + 4y = 20  …(1)
  • 17x + 6y = 20  …(2)

 
という連立方程式が成り立ちます。*1
この式を解いてみることにしましょう。小数点は4位を四捨五入します。
 

(1)の式を3倍、(2)の式を2倍してyを消します。
 
   87x + 12y = 60
 -) 34x + 12y = 40
 ―――――――――
   53x    = 20
 
x = 0.377
 
これを(2)の式に代入して、
 
6y = 20 - 17・0.377
6y = 20 - 6.409
6y = 13.591
y = 2.265

 
1席の幅の値xは0.377m、ドア幅の値yは2.265mと出ました。
これをアニメ24話でこのかと刹那が乗っていた6扉5人掛けの電車に当てはめてみましょう。
 
まず、ドア幅は実物と同じとして、席が3人掛けから5人掛けに変わります。
すると5人掛け×5シート+1人分スペース×2(27席分)、扉が6つになるので、車体長を求める式は、

  • 27・0.377 + 6・2.265

となります。これを解くと、
 

27・0.377 + 6・2.265 = 10.179 + 13.59 = 23.769

 
ということで、木乃香と刹那が乗っていた電車は車体長が約24mあることになります。仮説のとおり、約4メートル実物より長くなりました。
新幹線も長いけど、さすがにそれほどじゃないよなぁw
 
せめてフレッシュひたちの先頭車くらい?

*1:中2の範囲なので、永遠の中一さんは流してもらって結構ですw