小学校の入試問題

たまたまラジオを聴いていたところ、小学校の入試でこんな問題が出題されたそうです。
なんでも、集中力を試すためなんだとか。

あるところに、たぬきさんが風船を2つもっていました。
そこに凧を1つ持ったぶたさんがやってきました。
そこにはとさんがやってきて、「キャッチボールしよう」と言い出しました。
ぶたさんが投げたボールは、はとさんの後ろにある木にひっかかってしまいました。
そこではとさんが「僕がとってきてあげる」といって、ボールをとりました。

さて問題です。

  • 1.ボールを投げたのは誰でしょう?
  • 2.風船を持っていたのは誰でしょう?
  • 3.木は誰の後ろにあったでしょう?

この手の問題は人物(?)の持っている物の数などについて聞くのが普通だと思いますが、ここではなぜか物や数についてまったく言及されていません。
しかもたぬきさんは風船を持っているだけで何もしていないではありませんか。
ぶたさんに至っては凧なんか持って何をするつもりだったんでしょう。

悲しいことに、このような問題にこういうツッコミをしてはいけないのです。
入試問題ですから、用意された答えどおりに答えなければなりません。
それ以外の答えを書くと、×にされてしまうのです。

日本の英語教育の問題についてよく指摘されるのが、日本人は発音が下手だということです。それも当然、中学・高校ではやれ文法だ読解だなんてのばっかりで、発音なんてやってないんですから。
英語が難しいと言われるゆえんはこのへんにあるようです。

話がそれましたが、要するに教育そのもののレベルが落ちたな、と。
この問題にしても、頭を使う以前に話を聞いてるかどうかの問題です。
最近では小学校でも「円周率=約3」としか習わないと聞きます。

日本の教育はどうなってしまうんでしょうかね。
 
<SS執筆状況>9KB ムフフ(はぁと)シーンは筆が進みます(マテ